HSPとの接し方はどうすればいいのか?夫・妻・会社の同僚など、社会人HSPとの関わり方についてまとめました。
HSP関連の文献は、HSP自身がどう対処すべきかについて書かれたものが多く、周辺の人向けの書籍がありません。(2020年1月時点)
そこで、HSPの各種文献や、当事者の私が体験談を元に、HSPの接し方をまとめました。
HSPとの接し方に関する参考サイト・文献
この記事のHSPとの接し方は、以下のサイトと文献を参考にしています。
- The Highly Sensitive Person
- 鈍感な世界に生きる 敏感な人たち イルセ・サン 著
- 過敏で傷つきやすい人たち 岡田尊司 著
- 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本 武田友紀 著
HSPとの接し方 妻・夫・同僚など
すでにご紹介したとおり、ここではHSPの参考文献を元に、当事者の私が接し方をまとめました。
HSPの特徴を簡単に言うと、人の感情だったり、五感が敏感です。
それらの特徴に対して、どのような接し方をすればいいか、以下まとめました。
一人で休む時間を作ってあげる
HSPは人の感情や五感が敏感なため、ストレスを貯めやすく、疲れやすいです。
そのため、一人で休む時間を作ってあげないと、疲れ果ててグッタリしてしまいます。
HSPの状況を見ながら、一人で休ませてあげると、HSPはとても助かると思います。
また、本人に自覚があれば、あらかじめ 限界点を聞いておくというやり方も良いと思います。
私自身も人と関わりすぎると、疲れ果てて頭が働かなくなり、スマホやパソコンのスリープ・モードのような状態になってしまいます(笑)
聞き役になってあげる
HSPは、基本的に聞き役で、聞き上手な傾向があります。
もしかすると、HSPは内向型の人に多いので、そちらの特性からきているかもしれません。
また、想像力が豊かで、物事を考えるクセがありますので、話を聞きながらも想像したり、考えるクセがあります。
そのため、非HSPと比べると、一方的に話を聞き続けて、エネルギーを消耗しやすく、疲れ果ててしまいます。
私は、知識欲が強いですが、講演会や講義のような、長時間一方的に話を聞く場にいると、疲れ果ててしまいます(笑)
頻繁にではなくとも、HSPの聞き役になって、話す回数を増やしてあげると、HSP側は助かると思います。
否定せず理解してあげる
今でこそ、HSPの情報がネットなどで出回っていますが、ひと昔前まではHSPは理解されていませんでした。
そのため、HSPは理解してもらいづらく、否定的な言葉をかけられた経験が多いかもしれません。
中にはあまりにも否定され、自信がなく、苦しんでいる方もいるようです。
また、HSPは繊細ですので、否定的な言葉に傷つきやすい傾向があります。
そのため、頻繁なダメだしや、バカにするなど否定的な言葉を控えてもらえると、HSPは助かると思います。
Googleが社内で実践している、心理的安全性(psychological safety)も参考になるかと思います。
Googleの公式サイトでは、以下のように説明されています。
心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。
出典:Google re:work
このような職場の環境ですと、HSPにとってもありがたいと思います。
以下の本にも、心理的安全性について掲載されています。
HSPとの接し方まとめ
HSPの各種文献と、当事者の私の経験を含めると、HSPとの接し方はこのようにした方が良さそうです。
- 一人で休む時間を作ってあげる
- 聞き役になってあげる
- 否定せず理解してあげる
このような接し方であれば、HSPの人たちは助かると思います。